大阪府藤井寺市 池田医院 内科・胃腸科・循環器科・小児科・皮膚科・糖尿病専門外来・胃がん、大腸がん検診・往診・在宅医療

医療法人 真貴会 池田医院本文へジャンプ
池田医院の糖尿病について
食習慣に気をつけていますか?(食事と血糖値の関係)
糖尿病や糖尿病予備軍の患者さんでは食生活に問題があると、食後高血糖に影響を及ぼします。下記の図でいくつ自分自身に当てはまるかチェックしてみましょう。
 
食後高血糖を招きやすい食習慣とその理由
下記に(田辺三菱製薬・第一三共の資料)より図表で示しました。
チェック項目の多い人は、医師や栄養士に相談してください。
糖質指数(glycemic index)
以前に説明したことがありますが、食後の血糖値に最も影響しやすいのは炭水化  物ですが、その中でも血糖値の上昇しやすいものと、上昇させにくいものがあります。その目安となるのが糖質指数(glycemic index)です。下に米飯を100とした場合の各食品のGIを示しました。低い食品は比較的血糖値を上昇させにくいですが、ただし、多く食べると当然血糖値は上がります。
また糖質、タンパク質、脂質、の血糖値の上昇の仕方も示しました。また脂質はカロリ-が大きいため、肥満にもなりやすいと考えられます。
 
 
食後高血糖についての考察
誰でも食事をすると、食物中の糖分が吸収されて血糖値は上昇します。このとき  健康な人ではインスリンが膵臓より、すみやかに分泌されて2-3時間後には正常値に戻り、140mg/dlを超えることはありません。しかしインスリンの働きが不十分な人では、140mg/dlを超えてしまうことがあり、これを食後高血糖といいます。
食後高血糖の危険な理由 
食後高血糖があると血糖値の変動が大きくなります。血糖値の変動が大きいと、血管の壁が傷つき、そこに炎症が起こって動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞の危険性を高めることが知られています。
 
 
食後高血糖はなぜ起こるのか整理しましょう。。
糖尿病や糖尿病予備軍の人では、食事で血糖値が上がっても、インスリンの分泌が足りなくなったり、遅かったりするため、食後高血糖をきたしやすくなっています。血糖値を上げやすい食事や、不適切な食習慣などは、食後高血糖をさらに悪化させる要因となります。要因を下記にまとめました。
 
 
食後の血糖値を知るには?
1)尿糖 ・尿糖測定用の試験紙を用い、食後の尿糖を調べることができます。
2)ブドウ糖負荷試験・隠れ糖尿病の75gGTTを参照して下さい。 
3)血糖自己測定・SMBGのところを参照して下さい。これを用いて食後の血糖値を
  測定することが最も確実です。
 
食後高血糖を改善する食生活とは?
患者さんの性別・年齢や身体活動量などを考慮して、主治医から適正なエネルギ- 摂取量の指示が出されて、これを守ることが第一に大切です。その上で、下に示す食後高血糖をきたしにくい食生活を心がけましょう。
 
 
 
 
 
 
食生活の中にある糖尿病の原因を確認しましょう。
 糖尿病の発症には、食習慣と運動不足が深く関係しています。特に食事は血糖値を直接左右する大事なポイントです。自分の食事内容の記入(食記入)で自分の食生活を具体的に振り返れば、糖尿病の発症、増悪の要因が潜んでいることが見えてくることがあるはずです。思った以上に食べ過ぎていないかどうか、食生活の問題点を知ることが、食事コントロ-ル成功の秘訣です。
 
 
新しい食生活5つのスタ-トポイント
 毎日の食事は摂取カロリ-をコントロ-ルして栄養のバランスをとりながら食べることが基本でしたに掲げる5つのポイントに注意しながら、おいしく楽しい食生活を送りましょう。また食品交換表の利用で、豊富なメニュ-で食事療法が可能です。(食事療法のバイブル)
 
 
少しの工夫でこんなにカロリ-が抑えられる
 食材や調味料の選択、調理方法の工夫によって、料理のカロリ-を減らすことができます。調理の時や外食のときにも気をつけて、低カロリ-の食事を心がけましょう。たとえわずかなカロリ-ダウンでも積み重なれば大きな差になります。日ごろから注意して食べる習慣を身につけることが大切です。
 
 
食事のカロリーに関心をもってメニュ-選びの目安にしましょう。
 これまで何気なく食べていた毎日の食事もこれからの新しい食生活では、カロリに注意して食事をしなければなりません。料理のカロリ-がおおまかにわかれば、食べる量を調節するなどの工夫で外食や嗜好品 も楽しむことができます。外食は、食事の内容がかたよりやすいため、糖尿病の患者さんには不向きですが、外食をしなければならない場合は、比較的バランスのよい和風定食等、様々な食品を組み合わせたメニューを選びましょう。ごはんは少なくして、アルコ-ルは乾杯程度としてください。栄養量の過不足は前後の食事で調整するように心がけましょう。天ぷら、フライは控えましょう。 
 
 
毎日の食事ダイアリ-
その日に食べた料理を書き込んで、摂取カロリ-をチェックしっかりと食事コントロ-ルをしていきましょう。
 
食事習慣のチェック(特に夕食について)
1日の総カロリ-が同じでも夕食過多の食生活では夜間の血糖値が上昇し、朝まで持ち越し、特に肥満型の人は内臓脂肪がたまりやすくなり、体重も増加します。まずは今日の食事から意識してみましょう。 
 
 
 
上に戻る
 COPYRIGHT(C) 医療法人真貴会 池田医院 ALL RIGHTS RESERVED.