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血糖変動の重要性 |
2型糖尿病においても血糖値は常に変動しており、特に食後に血糖値が急激に上昇することをグルコーススパイクと呼び,定義的には食後2時間の血糖値が140mg/dl以上を食後高血糖と判断します。血糖変動が大きい状態を放置していると、大血管障害(動脈硬化)の進行が速くなるため血糖の変動を小さく抑える必要があります。仮にHbA1cが同じでも血糖の変動の状況により、血糖管理が質の良い状態かどうか判断する必要があります。 |
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血糖の変動の起こるシチュエーション |
下記に示す状況では血糖の変動が大きくなる原因となります |
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食事習慣のコツ |
例えば朝食を抜いてしまうと、昼食後のグルコ-ススパイクが大きくなります。基本はできる限り規則正しく3食食べるようにしましょう。また20時過ぎに夕食が遅くなる場合は夕食に決められたカロリ-の一部を18時頃に少し回すことで、遅い時間に食べる量を減らす工夫夜間の遅く食べた時の夕食後のグルコーススパイクを抑えるようにしましょう。(分食)またよく知られているのは食べる順番もグルコ-ススパイクに影響を及ぼします。お米からではなく、野菜や魚・肉・から食べるように心がけましょう。 |
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アルコ-ル摂取量は適切に |
お酒の種類によっては、血糖値を上げやすいもの(ビ-ル、日本酒)と上げにくいもの(焼酎、ウイスキ-)があり、最近ではカロリ-オフのアルコ-ルもあり、適度に楽しむことは可能です。しかし塩分糖質の多いおつまみを多くたべないように意識しましょう |
運動習慣のコツ |
運動すると、エネルギー供給のために筋肉に蓄えられているグリコ-ゲンや血液中のブドウ糖が消費され、血糖値が下がります。(急性効果)食後1時間を目安に、ウオーキングなどの有酸素運動を行いましょう。ただ食後に運動できない場合もあり、そのような場合は、なるべく座る時間(座位時間)を減らすことを心がけましょう。(例 食後に掃除、洗い物など家事をする等) |
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