大阪府藤井寺市 池田医院 内科・胃腸科・循環器科・小児科・皮膚科・糖尿病専門外来・胃がん、大腸がん検診・往診・在宅医療

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池田医院のよく見られる疾患について
帯状疱疹
本内科には月数人の割合で神経痛のような痛み(胸部、顔面、上下肢)等の急性の痛みで来院され、最初は痛みの原因がわからず,対症療法で様子を見ていると赤みのかかった
小水疱の集簇が片側性に知覚神経に沿って出現し、帯状疱疹とわかる場合があり、最初の痛みの起こった時原因が不明のため、様々な診療科へ受診する人が多いようです。また自分でしらべて、帯状疱疹を疑い、ある程度の知識を持って受診される人もいます。
どうして帯状疱疹が起こるのか?
帯状疱疹の原因葉水痘、帯状疱疹ウイルスです。初めて感染した時は水ぼうそうとして発症することが一般的で、治った後もウイルスは長い間体内に潜んでおり、普段は免疫力により活動が抑えられています。加齢やストレス等で免疫力が低下するとウイルスが暴れだします。ウイルスは神経に沿って移動し、皮膚に到達し、帯状疱疹を発症します。日本の成人の9割以上がすでにこのウイルスに感染したことがあり、体内にウイルスを持っています。そのためほとんどの人が帯状疱疹になる可能性があります。
 
帯状疱疹の症状
水ぶくれを伴う赤い発疹が片側性、帯状に出現します。強い痛みを伴うことが多く、症状は3-4週間ほど続きます。多くは腕、胸、背中に症状が出ますが、顔面や首などに現れることもあります。帯状疱疹による痛みや外見により日常生活が制限されてしまうこともあります。
 
 
帯状疱疹になるとき
帯状疱疹の発症率は50歳代から急激に高くなります。帯状疱疹の患者の約70%が50歳以上です。日本では、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。帯状疱疹は体の免疫力の低下した時に発症します。免疫力の低下は加齢、疲労、ストレスなど誰にでもみられる、ごく日常的にみられる誘因でも起こりえます。体調が良いと思ってても、ある日突然帯状疱疹になることがあるかもしれません。
 
 
帯状疱疹の後遺症、合併症について
帯状疱疹の皮膚症状が治った後も何か月、時には何年もつらい痛みが残ってしまう帯状疱疹後神経痛(PNH)になる可能性があります。約20%の患者さんがPNHに移行すると言われています。稀に下記に示すような障害、後遺症を残すことがあります。
 
 
帯状疱疹の予防法
帯状疱疹の予防ワクチン(水痘ワクチンと同じもの)があり、接種の対象は50歳以上です。予防接種は100%のものではありませんが,日頃からの体調の管理を心がけ、抵抗力を低下させないことが大切です。 
 
帯状疱疹のQ&A
1)帯状疱疹は他の人にうつりますか?
 皮膚の水疱の中には多量のウイルスがあります。が一般的には帯状疱疹としてうつることはありません。しかし水痘、帯状疱疹ウイルスに対する免疫を持っていない人には感染する可能性があり、その場合は水痘を発症します。
2)帯状疱疹は2回かかることはありますか?
帯状疱疹になると,水痘、帯状疱疹ウイルスに対する強い免疫がつきますが、かかった人のうち数%は再発するとされています。
3)水痘にかかったかどうか不明ですが、帯状疱疹にかかる可能性はありますか?
水痘の症状が出てなくともウイルスが体の中に潜んでいる場合があります。日本人の場合90%以上の人がこのウイルスを持っているため、ほとんどの人が帯状疱疹になる可能性が
あります。
4)帯状疱疹にかかった時の治療
ウイルスを退治するときの抗ウイルス薬や痛みを抑える鎮痛薬を使います。抗ウイルス薬は痛みを伴う発疹を見つければ、早めに受診したほうが良いです。
5)帯状疱疹の予防注射に関して
子供の水痘ワクチンの予防注射と同じものを使用し、50歳以上の人を対象にして1回皮下注射をします。本内科では税込みで7500円としています。
 
 

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